豊橋技術科学大学様による発表

第15回 複合・合成構造の活用に関するシンポジウム
令和5(2023)年11月
会場:土木学会講堂 

VaRTM法により成形接着された鋼・CFRPダブルストラップ接着強度に及ぼす表面処理方法の影響

注:本資料は著者の了承を得て掲載しております。

〈以下、資料内一部抜粋〉

近年、高度経済成長期に建設された橋梁などの老朽化が進み、これらの延命化・長寿命化が望まれている。そこで、炭素繊維強化樹脂(Carbon Fiber Reinforced Plastics:以下、CFRP)の接着補強の工法が提案されている。

(中略)

CFRPを用いて鋼材の接着補強を行う際、鋼材表面のブラスト等の下地処理が必要である。表面処理には、現場において適応可能なディスクグラインダや簡易なブラスト処理が可能であるブラスト面形成動力工具が使用されていることが想定される。既往研究では、ブラスト面形成動力工具を使用した表面処理によって、CFRPの接着強度の評価が行われてきた。しかし、従来使用されてきた、ワイヤー式ブラスト面形成動力工具(以下、ワイヤー式)に加え、処理ユニットにブレードを搭載したブレード式ブラスト面形成動力工具(以下、ブレード式)が開発され、表面処理方法の選択肢が増えている。

(中略)

本研究では、鋼材の表面処理方法、及び、接着層がCFRPを成形接着した鋼材の補強性能・延性性能に与える影響を明らかにすることを目的として、VaRTM法により成形接着された鋼・CFRPダブルストラップ接合部の引張試験を行った。その結果から、接着層の強度・延性評価,及び、接着層の特性が力学挙動に及ぼす影響について考察した。本論文ではその結果について報告する。